考えたこと(オピニオン)

『わかりやすい文章』と、反論の余地のなさはトレードオフである

あなたも、

『国語の現代文って、何であんなに分かりにくいんだ!嫌がらせか!』

って思ったこと、ありませんか?

 

話がごちゃごちゃと行ったり来たり。

適当に読んでいると、筆者の意見とは真逆に文章をとっちゃったり、

 

『確かに〇〇な考え方もあるかもしれないが~、それより』

とかいう文章が入ってくると、本筋を追うのも難しくなりますよね。

 

自分が受験生のときは

(結局何が言いたいんじゃい!

『たしかに○○かもしれないが~』とかいうどうでもいい部分は書かなくていいから、

もっとわかりやすく言いたいことを書いてくれ!)

とかひたすら思ってました笑

 

ですが、あるとき気づいたんですね。

 

なぜ現代文のテストに出てくるようなやつは、こうもわかりにくい文章を書くのか。

 

それは、ズバリ

『わかりやすくシンプルに書くと、

ドヤ顔で反論してくる人がたくさん出てくるから』

です!

 

いや、まあ反論する人がいることは大事なんですけどね。

人の考えに反論することが一切禁じられたら、人類は間違いなく衰退の一途をたどることでしょう。

 

ですが、あらかじめ防げる反論は防ぎたいもの。

そう思って、反論を防ぐような文章を書いていると、

あら不思議、現代文のテストに出てくるような、死ぬほどわかりにくい文章ができあがるのです。

 

文章のわかりやすさと、反論の余地の少なさというのは、

ある種トレードオフのような関係にあります。

 

この記事では、この、わかりやすさと厳密さの関係について書きます。

 

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極限まで簡潔に書いた文章の方が分かりやすい

補足情報などに触れずに、スパッと言い切った文章は極めてわかりやすくなります。

たとえば、こちらの

『一人暮らしで洗い物がめんどくさいなら、

食洗器を導入するより、紙皿と紙コップを買ったほうがいい』

という話。

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これも、ズバリ

『食洗機を買うより、紙皿と紙コップを買った方が楽で安くて良い!』

って言いきると、主張がはっきりしていて分かりやすいですよね。

 

ですが、大事なところだけ言い切ってそれで終わりにすると、

反論の余地がたくさん残ってしまうわけです。

・「10年、20年単位で見たら食洗機の方がお得ではないか」

・「紙皿だったら綺麗な器に綺麗に食べ物を盛り付けることができなくなるではないか」

・「紙皿には入りきらなさそうなラーメンとかピザとかがあったときにはどうするんだ」

みたいな反論が出てくることでしょう。

反論をあらじめ潰そうとすると、分かりやすい文章からは遠ざかる

さっきの反論をあらかじめ想定して、あらかじめ反論についてもふれておきつつ書くとなると、こんな感じ。

『洗い物が面倒なら食洗器を買うよりかも紙皿・紙コップを買った方がいいですよ。

 

確かに、人によっては『食には彩りが大事だ』って言う人もいるかもしれないですね。

そういう人には向かないかもしれないですが・・・

 

まあ来客があるときはともかく、

日々夜ご飯を食べるときなんかはシンプルな紙皿でも特に問題はないのでは?

 

あと、10年とか使い続けることを考えると食洗機の方がお得、と思うかもしれませんが

一人暮らしで数年住むだけのワンルームだったら、

食洗器導入に工事の費用もかかるのに数年で引っ越しちゃうんだし、紙の方が安くなるでしょう。

 

あ、紙皿だとサイズ的に、インスタントラーメンとか冷凍ピザとかはちょっと厳しいですね・・・

そういうのを食べるときには、普通に食器を使いましょう。

 

確かに、お皿を完全にゼロにすることはできませんが、

なんでもかんでも、紙皿には入らないようなサイズの食べ物ばっか食べるわけではないでしょう?

 

ぜんぶ普通の食器を使うよりはるかに手間を削減することができます。』

 

というような文章になります。

 

ま、たしかに今回は話題がわかりやすいものだったので、これでも十分、内容はスッと入ると思いますが

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さっきの

『食洗機を買うより、紙皿と紙コップを買った方が楽で安くて良い!』

よりかは、明らかにわかりにくくなりましたよね。

 

わかりやすい文章と、反論をつぶしておくこととの、良い感じの妥協点を探すことになる

(シンプルに、分かりやすく伝えたいから、あえてこの部分は触れないで省略しておこう・・・)

って考えて話題にあげなかった部分を、超ドヤ顔で

 

「でもこういう可能性もあるじゃ~ん はいダウト~笑」

みたいな感じで指摘されたときって、チョー――むかつきますよね!

あなたにも何度かないですかこういうこと!

 

 

(もちろん、自分はね、ここまで頭がまわっているけど、

そこは触れちゃうと分かりにくくなると思ってさあ~。あえて言わなかったんよ)

って部分を、

 

『お前こんなことも考えられないのかよ笑 アホくさ笑』

みたいな感じでドヤ顔で指摘されると悔しいことこの上ないですよね~。

 

とにかく、人は揚げ足をとりたがるものですから。

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とはいえ、思いつく反論をぜんぶあらかじめ潰しておこうと、ごちゃごちゃと付け足すと

さきほどの例の通り、今度はわかりにくくなってしまうんですね。

 

上手く反論をつぶすことと、文章のわかりやすさとの、いい感じの落としどころを見つけて書くことになるわけですが

(文章を書くのって、なかなか難しい・・・!)

って思ったのでした笑

 

どこまで詳しく書いて、どこまで端折るのかっていうのは、なかなか難しいところではありますが

ペルソナを設定しておくと、軸が生まれて判断がしやすくなります。

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わかりやすい文章と厳密さ まとめ

・シンプルに書いたほうがわかりやすい

・反論を想定して、あらかじめ潰しておこうとすると、文章はわかりにくくなる

・いい感じの落としどころを見つけて、文章は書くことになる。

 

洗い物がめんどくさいときは、ネットで紙皿をまとめて買っておくと、実際便利ですよ。

 

東大を卒業した大久保進さんが書いた本。

わかりやすい文章を書くための技術が100個も紹介されています。

 

100個真似するのは多すぎて大変ですが、ピピっときたものを10個くらい真似するだけでも、

手軽に文章力を上げられます。

 

わかりやすい文章で記事を書けば、リピーターも増えてPVも増えることでしょう。


「わかりやすい」文章を書く全技術100

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