書評

『嫌われる勇気』を東大生が書評~感情は目的達成のためのツール~

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎,古賀 史健 ダイヤモンド社 2013-12-13
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by ヨメレバ

 

 

『嫌われる勇気』

かなり有名なベストセラーですね。

 

本屋に平積みされてたり、電車の広告に貼ってたりするので、見たことがある人も多いと思います。

 

なんといってもタイトルが衝撃的ですよね!

『嫌われる勇気』。

 

ハッとさせられるタイトルです。

 

自分がこの本を読んだときは、

自らの不幸を「特別」であるための武器として使っているかぎり、その人は永遠に不幸を必要とすることになります。

という一文が非常に衝撃的でした。

 

この記事では特にその部分にフォーカスして書きます。

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『嫌われる勇気』における前提~感情は道具である~

突然ですが、ここで皆さんに質問です。

あなたは感情を自在にコントロールすることができますか?

・・・

厳しい、というのが答えじゃないでしょうか。

嫌なことがあったら腹が立ちますし(人が多い駅でぶつかりそうになっても、絶対に人をよけようとしないおっさんを見たときとか笑)

感情のコントロールって難しいですよね。

 

 

ですが、

アドラーの心理学では、

『感情はあくまで目的を達成するためのツールで、人間は自由自在に感情を操れる』

と考えます。

 

例えば、目の前の人を怒りにまかせて殴ってしまった場合

『相手に腹立つことをされたので、怒りを抑えきれず殴った』

というのが普通の考え方ですが、

 

アドラーの考え方では

『目の前の人間を殴りたかったんだから、力を発揮するために怒りを”引き出した”』というような考え方をします。

 

「いやいやいや、気持ちを自在に扱えるわけないでしょ」

って思うかもしれませんが、

 

そこでアドラーは次のような例をあげます。

 

あなたも、このような光景はすんなりとイメージすることができるのではないでしょうか?

 

親が子供にガミガミと怒鳴りつけているのに、

電話がかかってきた途端、怒りはスッと姿を決し、猫なで声で相手に対応する。

 

電話が終わり、ガチャッと電話を切るやいなや、また子供に怒鳴り散らす・・・

 

この例を見ると分かるように、母親は電話に出るときに即座に怒りの気持ちを収めることに成功していますし、

そして電話が終わったら再び怒りという感情を引き出し、ガミガミと怒っています。

 

この話のように、気持ちとは自由自在に操れるものだと、アドラー心理学では考えます。

不幸が必要な理由

そして、もし今あなたが何かしらの不幸を感じているのだとしたら、

それは大変なことがあった、こんな境遇だったというのが原因で不幸になっているのではなく、

 

他でもない、あなたが『不幸』という感情を必要とし、使っているから不幸なのだ!

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というのがアドラーの考えです・・・

衝撃的ですよね・・・

 

人間社会において、『弱さ』というのは、

実は他者を支配する『強さ』になります。

 

赤ちゃんを考えてみるとわかりやすいでしょう。

 

赤ちゃんはそのあまりの無力さゆえ、泣き叫ぶことで回りの大人から

パンツを交換する、ミルクを与える、

といった行動を引き出すことができます。

 

『弱さ』を武器にして、他者をコントロールしているのです。

 

 

あなたが感じている不幸もそうかもしれません。

『自分はこんなに不幸なんだ』と特別感を演出する道具として不幸を扱う。

 

それを見た優しい人が

「でも、こんなふうにしていけば現状もよくなるかもしれないよ?」

と声をかけてくれたとしても、

 

あなたが一言、

「自分がどれだけ不幸かはあなたには理解できるはずがない!」

と言ってしまえば、相手はもうかける言葉がありません。

 

不幸は、使いようによっては

『相手を支配する武器』

となるのです。

 

 

あなたが不幸なのはあなたをとりまく状況がどうのこうのという話ではなくて、

あなたが不幸さを武器として必要としている限り、永遠に不幸からは抜け出せない・・・

 

という話でした。

 

この本には、他にも、他者と自分の課題の分離の話、無駄に他人に干渉しないし、されない方法など

様々な内容が乗っていますので、

前からタイトルは知っていて気になっていた人は、是非見てみてください!

 

嫌われる勇気 書評 まとめ

・感情は目的達成のために自在に扱えるものである

・不幸なのは不幸であることを自ら選んだから

・不幸さを必要としている限りいつまでも幸せになれない

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎,古賀 史健 ダイヤモンド社 2013-12-13
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